孫子曰く 敵が来ないと想い、敵が攻めないと願う。順位変動もペナルティも想定外?のSEO

『孫子』は、古代中国の兵法書。
著者は、孫武(そんぶ 紀元前535年?~没年不詳)と言われている。
あるいはその子孫の孫臏(そんぴん 生没年 紀元前4世紀?)も…

順位変動が起こらない、ペナルティを受けないことを期待するのではなく…

孫子は、英語表記は「Sun Tzu」である。

孫子では、紀元前500年ほどの古代中国の人が記したとは思えないほどの、あらゆる戦闘や競争の神髄を学ぶことになる。

その中でも、些細な一説を紹介すれば

故用兵之法 無恃其不来 恃吾有以待也 無恃其不攻 恃吾有所不可攻也

(九変篇)

許成準氏の超訳によると

用兵の原則としては、敵がやって来ないことをアテにするのではなく、
敵がいつ来ても良いような備えを頼りにするべきだ。

敵が攻撃してこないことを期待するのではなく、
攻撃したくともできないような態勢を構築しておくのである。

まあ、凡人は「備えあれば憂いなし」と、蘊蓄おっさんのつまらない講釈とみなすかもしれない。
あるいは、2500年前のリスクヘッジと驚いてみせるかも。

これをあえて、無理筋でSEOに当てはめると

順位がダウンしない、アップする
競合サイトに抜かれない
Googleからペナルティを受けない

そういった考えでは、生き残れないということである。

孫子の語る戦争は、小競り合いとか喧嘩とかちっぽけなものではなく、国家存亡をかけたものであり、君主、将軍、軍師といったエスタブリッシュメントを読者に想定している。

見勝不過衆人之所知 非善之善者也 戦勝而天下曰善 非善之善者也

(形篇)

同じく、許成準氏の超訳で

大衆と同じように勝利を見る将は、最高の将ではない。
大衆が喜ぶ派手な勝利は、最高の勝ち方ではないのだ。

これまた無理筋のSEOで

ビッグキーワードでトップや2位や3位にあって、ブログも書かず、メルマガも出さず、情報商材も売らない人。
名乗らず、自慢せず、毎月500万から1000万の収入を得ているわけである。
(さらに、上述の危機管理も万全で、複数サイトを運営しているに違いない)

このサイトを分析したつもりで、真似してスパム・ブラックハットのごときバックリンクを浴びせ倒すと、すぐさま圏外に追いやられる。

なお、孫子の兵法とクラウゼヴィッツの戦争論は、アメリカ軍の教科書にも取りあげられている。

孫子本は、10冊くらい読んでいるが、表層のビジネス・ハウツー本も多い。
そうでなければ、中国古典の訓詁学ばかりである。

そのなかで、孫子を読みこなしていて、かつ現代人に利をもたらすのは

お勧めは「図解」のほう。

いきなり岩波文庫版などを読んでしまうと、漢文や、中国先秦時代(特に春秋戦国)に造詣が深くないと、窓から本を捨てたくなるだろう(笑)

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