スマートフォンのSEOは WebKitのHTML5 iPhoneやAndroidの検索と表示に対応
自社の業務では、iPad 2(3G)で十分なのだが、今日はソフトバンクに行ってiPhone 3GをiPhone 4Sに機種変更する予定。
自社サイトがiPhoneで見にくいことに苛立つ!
さて、スマートフォン(スマホ)が、携帯電話キャリアのビジネスモデルも絡まって、凄い勢いで普及しているようだ。
一ユーザーとして、iPhoneやiPadで、毎日ぼんやり過ごしてきたが、そろそろ「スマホSEO」も射程に入れるときが来たのかもしれない。
そもそも、iPhoneで自社サイトを見る気がしない。
iPadで、何とかというレベル。
スマートフォンやタブレットのブラウザーはWebKitベースでHTML5(+CSS3)
幸いなことに、iOS(iPhoneやiPad)も、Androidも、WebKitベースのブラウザーである。
かつての、PCブラウザーのときのような、無駄な振り分けは、無視してもいいかもしれない。
いずれにしても、AndroidのBrowserとChromeは違う、という点が重要だ。どちらもベースはWebKitで、JavaScriptエンジンはGoogleのV8だが、ChromeにあってBrowserにない–まだない?–機能は何十件もある。
じつは、Androidのブラウザーは、Chromeではない。
WebKitベースではあるのだが…
AndroidのWebブラウザがChromeに? WebKitのChromiumポート採用を計画 – ITmedia エンタープライズ
米Googleが、Android向けWebブラウザにWebKitのChromiumポートを採用する計画であることを明らかにした。
AndroidのブラウザでChromeのコードを利用することが増えてきたため、Androidポートを終了し、Chromiumポートを採用するという。
スマホ対応のサイトは、WebKitベースのブラウザーで表示確認しなければならない。
HTML5 with CSS3
さらに問題は、スマホ特有のサイトにするには、HTML5が最適?
しかも、今後も時代はHTML5(CSS3)へ、緩やかに移っていくだろう。
パソコンでも、
SafariやChromeは当然、Firefoxも。
Internet Explorerも9で、HTML5に対応している。(XPの期限切れとともに、IE9のシェアも大きくなるだろう)
急いで本を買って読んでみた。
- HTML5+CSS3で作る 魅せるiPhoneサイト iPhone/iPad/iPod touch対応: 谷拓樹
- iPhone & Android スマートフォンサイト制作の教科書: こもりまさあき, 谷拓樹, 石本光司, いちがみトモロヲ
- 標準HTML5タグリファレンス (WEB PROFESSIONAL): 藤本壱
HTML5は、XHTMLのコーディングもいいのだろうが、気になるのはsectionやnavなどの新しい要素。
ウェブアプリケーションを中心とした新しい時代の表現に対応することがメインと思われるが、構造やセマンティックスが強化されるので、本来のコンテンツとSEO目的の記述とが仕分けしやすくなるのも事実である。
なお、アルゴリズム社のSEOモジュールなどもそれを見越して、有料メルマガでは最小単位までミニ部品化しており、section、article、asideなどに仕込むことが可能になっている。
もちろん内部リンクモジュールなどは navを中心に。
headerやfooterも、divによるヘッダーやフッターとは違う使い方になるようだ。
見出しタグも、sectionやarticleごとにh1があるということも…
自作自演のリンク元の方は、あえてHTML5でコーディングする必要もないのだが、リンクをより価値を高めるには、HTML5も「悪用」できる可能性がある(笑)
次回のSEO覇道新書でも、少しずつHTML5のSEOを解説しはじめる予定である。