Yahoo!で強化されるGoogleのクラスタリング・アルゴリズム!?
楽天が間の抜けたタイミングで異議申し立てをおこなったようだが、私のVistaのIE(Sleipnir)のYahoo!検索で、たびたびGoogleのSERP(検索結果)が表示されている。
着々とYahoo!は、Google化の練習をおこなっているようだ。
Googleのクラスタリング・アルゴリズム
先日のセミナーで、SEO塾のオリジナルGoogle SEOを解説した。(ちなみにオリジナルとは、独創もしくは奇矯…)
ベースとなるのは、クラスタリング・アルゴリズムである。
クラスタリングとは、あるカテゴリーに属するものがまとめられることである。
SEO塾の仮説では、Googleのクラスタリングによって、エイジング・フィルターやトップページ・ダウン・ペナルティ?、あるいはマイナスなんとかなどの、目につくほとんどのペナルティが影響を受けていると考えられる。
「SEO メルマガ」のGoogleとYahoo!の検索
さて現象だけ紹介。
「SEO メルマガ」などを、GoogleとYahoo!で検索。
ここでは、Yahoo!は私のWindows VistaのInternet Explorer(正確にはSleipnir)の検索結果である。
一応は、1・2・3位独占である(笑)
そんな自慢話はさておいて、上図がGoogle、下図がG化Yahoo!である。
問題は、赤枠の部分。
結論は、Googleではサブドメインもまとめられる、クラスタリングされるということである。
そしてYahoo!での表示は、さらにインデントして分かるようになっているわけだ。
Googleのクラスタリング・アルゴリズムの通常版とペナルティ版
キーワード検索で、同じドメインの1番目・2番目のページまでは表示してもらえるが、3番目のページからは隠される。
これが、通常版のクラスタリング・アルゴリズムである。
ではペナルティ版はというと、
- 軽めでは、2番目のページから隠す。
- 重めでは、まず1番目を隠す。次に場合によっては2番目も3番目も、それ以降もずっと、あるいは全部を隠す。
- 中くらいでは、1番目もしくは2番目のページだけを残して、残りを全部隠す。
隠すとは、検索されなくするということである。
2や3のペナルティを受けると、場合によっては、つまりトップページが1番目だったりするから、これが検索されなくなるのである。
いわゆる、Google仕様のTDP(トップページ・ダウン・ペナルティ)ということになる。
Googleの仕分けによって、あるものたちをクラスタリングするだけでなく、さらに序列を付けるところがキモかもしれない。
エイジング・フィルターもマイナスなんとかペナルティも、このバリエーションだろうと思われる。
Googleは、いろいろなものをクラスタリングしているはずだ。
ペナルティの原因や対策は、それなりには解明している。
先日のセミナーでは、かなり解説した。
もちろん、現役のコンサルティング塾生も、単なる蘊蓄としてではなくて、自サイトがお困りのようだったらメールをいただきたい。
なお、かなりえぐいSEOをやらない限り、多くの皆さんは、通常版のクラスタリングしか体験しないはずである。一生見ないであろうものに怯えないように…