IPアドレス分散の根拠 Google特許文書6725259B1

詳しくは、SEO塾レポート:塾生専用SEO情報ブログ で。

いつまでもくすぶり続けるIPアドレス分散

セミナーやキャンプ、コンサルティングなどで、周期的に?質問がくる「IPアドレス分散」。

今回もキャンプ東京参加者からメールが寄せられた。しかも、Googleの特許文書のネタが添えられている。

会員でもなくても、記事の前半は読めるようにしているし、Googleの特許文書やその日本語解説も検索して当たれるので、興味のある方はご一読を。

なおGoogle特許では、SEO対象サイトとリンク元がクラスCまでで一致するとまずいということなので、たとえばSEO対象サイトだけは、別のレンタルサーバーなどで運営すると解決する?

あとは、リンク元群そのものが同じ(クラスC)IPアドレスで量産されて、SEO対象サイト(違うIPアドレス)へ浴びせかけるとどうかという問題も頭に浮かんでくる。

そもそもが、同一ドメイン・URLからの大量バックリンクが、どこかで足切りされるような数の閾値(しきいち)もありそうだ。

はたまた、あるレンタルサーバー屋一社でドメイン・サイトを大量運営すると、たとえサーバーを分散させてIPアドレスを分散させているかに見えても、DNSは同じ場合もあり、かつWhoisを参照するということになれば、どれだけ面倒臭いんじゃあ! という話である。

それにこだわるよりも、別の重要なSEOもあるのでは、というのが今回の結論である。

ともあれ、超メジャーキーワードで、どうしても数万・数十万超のバックリンクを量産する必要がある、エンタープライズサイトやそれをクライアントとするSEO業者のレベルであれば、IPアドレス分散は考慮すべき方策だろう。

そして、そこまで行くと、SEOもドーピングそのもの、ウルトラ筋肉増強剤を打ち続けるわけだから、副作用のリスクを織り込まなければならない。

上位表示の方法論はたくさんあって、費用対効果や、順位変動・ペナルティのリスクや不確実性と、どう付き合っていくのかということになる。

さらには、今日の常識が明日の非常識になることも…

そういった、ひとつ上の戦略をもって、SEOに取り組むべきだろう。

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