nofollowリンクのアルゴリズムとヒューリスティクス 検証・事実確認・将来予測
SEOは上位表示を目的とする。
激戦キーワードになるにしたがって、外部リンクの比重が高まっていく。
自作自演もさることながら、他人のブログに土足で踏み込んでコメントやトラックバックの外部リンク量産も、今やnofollowで撃退されている(はずである…)。
ソーシャルネットワークのnofollow
さて、ソーシャルネットワークのリンクを調べると、TwitterとFriendFeedには、nofollowが仕込まれている。Tumblerはそうではないようだ。Facebookも閉じたSNSでもあり、かつnofollowも設定済み。
よって、常識的にはnofollow付きリンクは、SEOとして外部リンクの価値を持たないことになる。
さて、では外部リンクがSEOの価値を持つということはどういうことだろうか?
リンクジュース、つまりSEOスコアがないとされているのだが、linkコマンドや検索会社のツールでは外部リンクとして表示されていることもある。
また、おそらくGoogle、Yahoo!、Bingそれぞれで、nofollowへの対応も異なっているだろう。
ソーシャルネットワークの大半が、リンクにnofollowを仕込んでいても、来るべきリアルタイム検索とかソーシャル検索とかが全盛となってくれば、SEOスコアがあろうがなかろうが、SNSを利用せざるをえなくなってくる。
また、SEOスコアはないけれど、ロボットはリンクをたどる、ということも考えられる。
ということは、nofollowは気にせずに、利用できるものはすべて利用するという姿勢がいいのかもしれない。
そして、SEOで一番厄介なのは、昨日まで通用したことが今日は無効になる、今日までダメだったものが明日からは効果が現れる、ということだ。
個々のSEOのテクニックは、ブラック・スワンとなっているので、有効→無効、無効→有効、といった逆転さえも想定して、オペレーションも短期中期長期スパンでやるべきだ。
ちなみに、検索会社はアルゴリズムで順位付けしているのだが、それが公開されていない以上、われわれは実験や検証を重ね、しかも想像の域でSEOの有効無効を推察するしかない。後者はヒューリスティクスである。
だから、SEOの側は永遠にアルゴリズムを知ることはなく、ヒューリスティクスのセンス次第で上位表示できたりできなかったりするわけだ。
nofollowをブラウザーで確認
ブラウザーで、nofollowリンクを確認する方法がある。
Internet Explorerでは、CSSによる処理は無理なようだ。
Firefoxでは、userContent.cssで。
a[rel~="nofollow"]{
または、下記をブックマークにドラッグアンドドロップ。
border:1px dashed #852 !important;
background-color:#fcc !important;
}
裏技としては、メニューからブックマークツールバーを表示させておいて、左サイドバーでブックマークを表示させ、ブックマークツールバーに放り込んで、ブックマークツールバーから他へ移動させると使い勝手がいい。
(1)に入ったとたんに、(2)に表示されるので、ここから(3)へ移動させる。あとはブックマークツールバーを非表示に。
userContent.cssに設定しておくと、のべつまくなし表示されるので鬱陶しい。見たいときだけクリックというのが一番。
なお、Google Chromeでも上記のnofollowボタンをドラッグアンドドロップすれば使えるようになる。
ところで、セレクタでのCSSハック一覧表|web bibo によると、
E[attribute|="value"] セレクタ{・・・}
は、IE7・8では使えるようになっている。
属性セレクタは、CSS 3のセレクタ解説:属性セレクタ – builder by ZDNet Japan に詳しい。
Microsoftは何やってるんだろ。