MicrosoftとYahoo! Inc.が検索・広告提携で最終合意 MSNbotの活動活発化?
MicrosoftとYahoo! Inc.の検索と広告の事業提携に関して、アメリカ政府がらみですったもんだの末に、ようやく最終合意に達したようだ。
MicrosoftとYahoo! Inc.が検索・広告提携で最終合意
Googleニュースからピックアップ。
- Yahoo!とMicrosoft,検索/広告事業の提携内容で最終合意 – ニュース:ITpro
- マイクロソフトとヤフー、検索分野の提携で最終合意 : トレンド – Computerworld.jp
気になるのは、次の記事。
マイクロソフトとヤフー、検索提携契約に署名–次は米政府の承認プロセスへ:ニュース – CNET Japan
今回の提携条件の下、Microsoftは最大で10年間Yahooに検索技術を提供するほか、Yahooの検索技術資産と何百人もの従業員へのアクセス権も得ることになる。
検索エンジンの仕組みを考えると、Yahoo! Inc.のYSTや旧Overture関連の人材、そしてアルゴリズムがMicrosoftに移ると判断される。
つまり、YST + Bing = 新しい検索エンジン と予想されるわけである。
これにちなんで、ある方からメールをいただいた。
内容は、次のとおり。
- MSNbotが、管理しているあるメガサイトを巡回
- 主に発リンクが多いページが中心
- 重複クロールはなし
このクローラーの挙動から、次のように仮説。
- 今回のMSNbotは、まるで何かのリストを持って巡回したごとく
- さらに、そのリストはHITS、つまりYahoo!(YST)のアルゴリズムのハブページかもしれない
ということで、MSとYahoo!の事業提携の受けて、早速、YSTのリソースがBingに導入された可能性に言及している。
結論としては、Bingは近いうちに大きくSERPsを変えるかもしれないということである。
というよりも、BingがYSTに近づくということでもある。
なお、Microsoftは悪の帝国として蛇蝎のごとく嫌う人も多いのだが、待遇はYahoo! Inc.やGoogleよりもはるかにいいらしい。
YSTや旧Overture関連の人たちは、こういうご時世でもあるから、MSで活躍するのではなかろうか。