Yahoo!検索はBingを採用するが、表示されるのはページの一部分。Bingは検索下請けか?

Yahoo! Inc.の新しい試みが凄い。

Bingはアルゴリズム検索の下請け、Yahoo!検索の一部分

Yahoo!が目指しているのは、ユーザーによってパーソナライズされたコンテンツの表示ということのようだ。

よって、Bingの検索結果は、TwitterやFacebookなどと同列に過ぎず、むしろBingはYahoo!検索の下請けの役割におとしめられている。

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Google Watch – Yahoo – Yahoo’s New Search Layout From Its "What Matters Most" Event から拝借した新Yahoo!検索のページは、上図のようになり、「Algorithmic Results」つまりBingの検索結果は赤枠のところ、ページの一部分を占めているだけである。

検索エンジン、メール、IMを刷新:米Yahoo!の新機能披露イベント、“Bing後”に関する質問も (1/2) – ITmedia エンタープライズ

Yahoo!のWebサービスを利用している数億人のユーザーに、高度にパーソナルライズされた環境をインターネット上で提供することを狙ったものだ。

Yahoo! Searchには検索結果の精度を高めるフィルタも組み込まれ、関連するコンセプトをWikipediaで検索する機能、人気の高いYahoo!サイトや サードパーティーサイトの結果だけを表示する機能、人々、動画、会議室などの基準で検索結果を絞り込む機能などが提供される。

今までの流れから、日Yahoo!も米Yahoo!の後を追うはずだ。

BingがYahoo!検索に採用されることだけでなく、あらゆるYahoo!のサービスが優先的に、つまり恣意的・意図的に割り込んでくることが予想される。

おそらく日本のYahoo!のユーザーは、それほどパーソナライズしないだろう。

だからなおのこと、Yahoo! JAPANが提示する初期画面がそのまま、つまり一番ビジネスにつながるレイアウトが、一般ユーザーの標準となりかねない。

とにかく、Webページ検索はBingであっても、ソーシャルネットワーク検索などの今からのトレンドは、Yahoo!が独自に実装するようだから、むしろGoogleやBingよりもアドバンテージを持てる可能性もありそうだ。

これは、なかなか凄いことになってきそうな予感がする。

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