Yahoo!検索の重点対策は、現在の日本のBingではなく、Twitterの方かも

日本でもっとも影響力のあるポータルのYahoo! JAPAN。

このYahoo!が、YSTを捨てMicrosoftのBingを搭載する。

それを受けて、特に日本のSEO関連情報サイトが、現在の日本のBingで検索しては、あることないこと騒いでいる。

だが、それでいいのだろうか?

米Yahoo!のTwitterへの力の入れようは半端ではない

Yahoo! Inc.がTwitterがらみでおもしろいサイトを立ち上げている。

  • Yahoo! Know Your Mojo!

あなたはどのタイプ?:米Yahoo!、「Twitterユーザーのタイプ判定」サービスを開始 – ITmedia エンタープライズ

米Yahoo!は8月13日、Twitterユーザー向けサービス「Know Your Mojo」をスタートした。ページトップの“科学的パイプ”にアカウント名を入力すると、それまでのそのアカウントの利用データに基づいた分析結果がTwitterのユーザータイプとして表示される。

結果のページにはYahoo!の新しいトップページへのリンクがあり、タイプに合ったお勧めサイトを自分のYahoo!トップページに追加するようアドバイスしている。

ということで、私のTwitterのアカウントを試してみると、下図のとおり。

yTwitterMojo1

「Matchmaker」ということである…

さて、米Yahoo!がTwitterに注力しているのは、こんなお遊びだけではない。

米Yahoo!のTwitterリアルタイム検索開発

米Yahoo!、リアルタイム検索の開発に意欲 – ITmedia News

米Yahoo!はインターネット検索事業をMicrosoftにアウトソースする一方で、新しいリアルタイム検索機能の開発を目指している。

Yahoo!の研究室であるYahoo!ラボの責任者、プラバーカー・ラガバン氏によると、同社は例えば、人気のマイクロブログサービスTwitterのメッセージをマイニング分析することにより、MicrosoftのBingによって提供される以外の検索結果もユーザーに提供できるようにしたい考えという。

『Bingによって提供される以外の検索結果もユーザーに提供』

これが重要である。

米Yahoo!検索でさえ、Bing以外の検索結果を出すというのである。Bingの検索結果以外、でないことにも注意だ。
日Yahoo!だってやるに決まっている!?

検索エンジンは、あくまでもバックエンドであって、ユーザーに見せるものはフロントエンドなのである。

このフロントエンドに、Yahoo! JAPANが望むコンテンツを表示させるはずだ。

そして、次世代型ソーシャルネットワークのTwitter。

従来のインターネット検索では、ユーザーはさまざまなトピックに関するWebページを探し出せるが、そうした検索とは異なり、リアルタイム検索では、Twitterなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を使って常時更新されている膨大な量のメッセージに焦点が当てられる。

問題は、日本のインターネットで一番のYahoo!様が何をなさるか、ということだけに意識を集中させる愚である。

ネットのトレンドは、ソーシャルネットワークへ移行しつつあり、よって、検索もリアルタイム性がステージになろうとしているのである。

このような時代に、いつまでも幕末型SEOをやり続けてもいいのだろうか?

なお、このソーシャルネットワークのリアルタイム検索の開発とは、相反することだが、現アメリカYahoo!のCEOであるCarol Bartzは、Yahoo!はもともと検索会社ではなかった、と言っているそうだ。

結局は、Yahoo!はポータル、ユーザーを集めることこそビジネスモデルということだろう。

追記 Yahoo!とGoogleのTwitter検索

エントリー後、Twitterのビジネス利用の具体例はないものか、またリアルタイム検索はないのか、いろいろ探していたところ、見逃していた記事があった。

米Yahoo!、リアルタイムTwitter検索ツール「Sideline」を提供 – ITmedia News

このツールは例えば、企業が自社のブランドや製品に関するTwitterの投稿を調べるといったことに利用できるという。

SidelineはAdobe AIRとYahoo! User Interface Library(YUI)を使っており、BSDライセンスの下、オープンソースアプリケーションとして提供されている。

なるほど…

これからは、名誉毀損や、営業妨害など、訴訟ネタをTwitterから拾うことが危機管理になるのかも(笑

Yahoo!のツールは、Sideline from Yahoo! から入手できる。
とはいうものの、日本語検索ができないようだ。

Googleにも、Twitter Search というものがあった。iGoogle用のガジェットもあった。
これも、リアルタイム検索ではなくて、「twitter.com」のサイト内検索でしかないようだ。

Yahoo! JAPANとTwitter

次は、Yahoo! JAPANのTwitterへの関わり。

私の知る限り、日Yahoo!は、4つのTwitterアカウントをもっている。

ちなみに、ITmedia Twitter の企業の欄では、Yahoo!は3つ載っている。

今さらだろうが、Yahoo! JAPANのTwitter紹介ページ。

  • Twitter – Yahoo!ニュース

「ヒウィッヒヒー」ではない、ビジネスに活用できるTwitterを今のうちに手の内に入れておくべきだろう。

ともあれ、バックエンドがYSTからBingに代わっても、フロントエンドは、日Yahoo!の裁量に任されるだろうから、一番儲かるかたちでユーザーに見せる仕掛けになると思う。

Twitterや、Yahoo! JAPANのサービスにも精通しておく必要があるだろう。

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