Bingのインデックス robots.txtのDisallowも メタタグのnoindexも無視
Yahoo! Inc.がMicrosoftの検索と広告を採用すると発表したこと、Yahoo! JAPANも追随するだろうということ。
これが、SEOの狭い世間で騒動になっているのか…
SEO塾の見解としては、Yahoo! JAPANが実際にBing検索を実装するまでは、何が起こるか分からないと推察する。
Bingの検索エンジン性能は、Googleはおろか、Yahoo!(YST)にさえ劣っている
Yahoo! Inc.の検索と広告のスタッフもMicrosoftに移籍し、検索アルゴリズムも大きく変化する可能性がある。
YSTのサーバーなどのハードや、クローラーやインデクサーといったソフトも、Bingに加わるかもしれない。
よって、今目の前のBingを分析や評論しても、将来のYahoo!検索対策にどれだけ役に立つか、はなはだ疑問である。
一番の問題は、Yahoo!のハードやソフトや人材とフュージョンした新生Bingが、どれだけGoogle的な検索エンジンを凌駕しようという意志を持つかである。
この点では、Microsoftはオーディエンスの不満の声に耳を傾ける可能性があるだろう。Yahoo! Inc.とは違って…
ということで、今回は一ユーザーとして、主に海外情報であるBingのインデックスの不備を、実例をもって示しておく。
Bingの検索エンジン性能 インデックスの不備
弊社メインサイトwww.algorism.co.jpを例に、BingのWebmaster Centerでインデックスを調査してみる。
インデックスの一番上にあるのは、タイトルが「www.algorism.co.jp」で、そのURLはなんと「www.algorism.co.jp/category/sub_category/dummy.html」となっている…
「Indexed pages: 100」と右上にあるが、この「100」をクリックすると、
と、siteコマンドのインデックス一覧が表示される。
よって、BingのWebmaster Centerを経由しなくても、サイトのインデックスを調べることができることになる。これはGoogleと同じである。
robots.txtで拒否、メタタグで拒否、それでもインデックスするからたまらない
この「www.algorism.co.jp/category/sub_category/dummy.html」というファイルは、メインサイトでいろいろ仕掛けるためのダミーページであり、だからこそ、ロボッツテキストやメタタグで、検索エンジンが見逃すように最初から設定しているのである。
上図は、Dreamweaverのスクリーンショットである。
SEO塾サイト開設まもなく、2008年8月29日には、このダミーページにはロボットがアクセスしないように、設定してあるのだ。
しかも、このページ自体には、
<meta name="robots" content="noindex,nofollow" />
をメタタグに記述している。
よって、こんな検索エンジンがそれなりのシェアを持つということは、不幸になりかねない。
Yahoo! Inc.からの移籍組は、キッチリ指導してやって欲しいものだ。
ほかにも、Bingがボロボロな点はいくつかあるが、それはSEO塾セミナーでサプライズしよう。