{追記}Googleの退社傾向社員を見抜くアルゴリズム シックスシグマ Forced Ranking

ひっくり返りそうな記事。

  • グーグル、辞めそうな社員を見分けるアルゴリズムを開発–WSJ報道:マーケティング – CNET Japan

Googleはデータ収集と分析の能力を検索結果以上のことに使用している

ひっくり返りそうという意味は多々ある。

グーグル、辞めそうな社員を見分けるアルゴリズムを開発–WSJ報道:マーケティング – CNET Japan

内容は、シックスシグマの手法をとり入れた(人材管理ツールの)「Forced Ranking」をより優しく穏やかなバージョンにしたものといったところ。Forced Rankingは企業に対して、不満分子を排除するために従業員のうち最低評価をされた10%を定期的に解雇することを奨励していた。Googleはこの路線を歩まないだろうが、従業員を分類するために定量分析を行うことはためらわないだろう。

まず、「シックスシグマ」は超有名な、特に一昔前の日本で大流行したQC(品質管理)の方法論である。

これが、「Forced Ranking」として、企業人材の品質管理に応用されていたことが、驚きである。

Googleは数学や統計を得意とするオタク集団であり、この頭脳集団が応用したり発明したりするという、アメリカという国家風土自体に、驚き以上の脅威を感じてしまう。

突き進めば、あるアメリカ国民が共和党支持者か民主党支持者かを分類するとか、好戦的か平和的か、いろいろな政治的活用もあるかもしれない。

GoogleがCIAや政府にアルゴリズムを売り込むことはないだろうが、そういったアルゴリズムをつくり出した社員が退社して起業するということもあるかもしれない。

倫理という問題はあるが、そんなことはともかくとして、このような技術や人材という面で、もはや日本は地球滅亡までダメかもしれない…

追記 グーグルは人事決定に数量的手法を他に先駆けて採り入れた

NIKKEI NET(日経ネット):米DJニュース -米ダウ・ジョーンズのニュース に少し敷衍する記事が。

南カリフォルニア大学(USC)センター・フォー・エフェクティブ・オーガニゼーションのディレクター、エドワード・ローラー氏は、グーグルは人事決定に数量的手法を他に先駆けて採り入れた数少ない企業の1つ、と語った。

例えば、人事考課に携わり、それ以上に人事考課や報酬査定のシステムそのものの策定にかかわった者ならば、数量的な手法による人事決定という文面に感慨深いものがあるはずだ。

人間の行為を、定性ではなく、定量でやるというのは、相当なシステム構築力が要求されるのである。

ちなみに、昔語ったことがあるが、私は全社的な従業員の業務改革・報酬決定システム作成プロジェクトのメンバーの1人として、職能資格制度や成果主義などを突貫で勉強し、そのスキルが実は検索アルゴリズムの解析に役立っている。

簡単に言えば、特にGoogleの検索アルゴリズムは、日本的な終身雇用の制度に近い評価基準である(笑
年功序列とか、勤続年数とか、過去の業績が延々と査定され続けるとか…

グーグル、人材流出への解をアルゴリズムで検索
NIKKEI NET(日経ネット):米DJニュース -米ダウ・ジョーンズのニュース

グーグルはこのアルゴリズムで、すでに能力を十分発揮できていないと感じている従業員を特定することに成功したと述べた。これは辞職を考える主な理由。

グーグルは、アームストロング氏のように自ら会社を経営するために去る幹部を引き留める手段はほとんどないが、新しいサービスや技術を生み出す最高のプロダクトマネジャーやエンジニアの維持を目指しており、それに成功しているとした。

やはり、アメリカ的なGoogleの科学主義には恐るべきものがあると言えるだろう。

それ自体が弱点ではあるのだが、それでも、科学は科学によってのみ批判される。
参考:{追記}Googleのサーチウィキ(SearchWiki)の衝撃 ってあるはずがない…

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