Twitterバブル Googleを越える? 検索を変える?

一度、流行っているらしいTwitterについてエントリーしておく。

  • Twitter: What are you doing?

Twitterのトラフィックの価値

まずは、TwitterがGoogleを脅かしている、かもという話。

Ad Innovator: ブログ検索でTwitter検索がGoogle Blog検索を超えた?

リアルタイム検索分野ではTwitter検索のトラフィックが、GoogleのBlog検索を超えつつあるというチャートがMicroPersuasionに掲載された。

次に、日本のインターネット視聴率の泰斗である衣袋宏美氏の記事。

Insight for WebAnalytics: 米Twitterからみんなどこに行くのか

おじさん的には、今のところ、なぜ騒がれているのかしっくりこない。知人を検索しても一切でてこないし。。。

私もそう思う…

そして、Twitter活用の本場アメリカの、TechCrunchの記事。

Twitterによるトラフィックの量とその価値

ほんのひと月足らずの間に、TechCrunchのTwitterフォロワーが4倍近くになったのだ。私が知りたいのは、これがどの程度のトラフィックをTechCrunchに運んでいるのか、その価値はどれほどかということだ。

新しいユーザーのみなさんには大いに感謝しているが、Twitter創世期にわれわれが苦労して集めた人たちほどの価値は生んでいない。

悪意をもって結論づければ、Twitterからのトラフィックは、それほど価値はないということか。

Twitterのビジネスモデル

私がもうひとつ、Twitterが胡散臭いと思うのは、そのビジネスモデルが不明解だからだ。

GoogleやNHKが利用しているらしいが、だからTwitterにお金が流れているわけでもない。

公共放送もTDLも! Twitterが提供する新ビジネスモデル – デジタル – 日経トレンディネット という記事があるが、この「新ビジネスモデル」の結論はこうなっている、

「つぶやき」を企業の各種サービスに組み込むという新しい利用法は、大資本への売却がうわさされるTwitterの企業価値をさらに高めることになりそうだ。

これなら、Twitterの創業者はスタートアップとして企業売却益を得ることができるだろうが、依然として買収した側のビジネスモデルが不確定である。

トラフィックはつくったが、お金をつくるのは別の人、ということか…

最後に、「Twitter ビジネスモデル」でググって見つけたブログから、

POLAR BEAR BLOG: Twitter のビジネスモデルは?

これまでに挙げられたモデルをまとめると

  1. 何らかの形で広告を出す
  2. 商用利用に課金する
  3. 有料アップグレードサービスを提供する
  4. 有料のデスクトップクライアントを開発/販売する

の4つぐらいですか。

結局は、画期的なシステムを開発することと、画期的な収益を上げるビジネスとでは、超えられない壁があるということだろう。

アメリカの場合は、こういったスタートアップに対して、ドブに捨てるかもしれない大金を突っ込んでくれる、エンジェルやらベンチャー・キャピタルやらが存在するということである。

ちゃんとリスクをテイクし、まるで博打を打つように、新しい事業に投資するマネー・インフラこそが、アメリカの凄さであるということをあらためて思い知る。

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