Googleの非広告モデル続報 絶版本のデジタル版販売と著作者などへの報酬

Googleの脱広告モデルの可能性がある、絶版本のデジタル版販売の続報である。

参照:Googleの課金モデル 電子化した絶版本データの有料閲覧サービス

Googleは広告以外のビジネスモデルに進出できるか

インターネットの海賊のようなGoogleと、Googleに蹂躙されている業界との紛争の、和解の一時例である。

Google Book和解サイト開始。スキャン書籍1冊につき$60を著者に支払う

昨年10月、Googleは作家組合と$125M(1億2500万ドル)の和解契約を結び、同社がスキャンしてGoogle Book Searchプロジェクトで提供する著作物の作者らに対して使用料を支払うことに合意した

ちなみにこの和解が、現在著者や出版社に1セントの収益ももたらしていない何百万冊かの絶版本についてのみの契約であることに注意されたい。つまりあらゆる点で 悪くない話なのだ。

具体的な経済的契約内容は、作家や出版社等の著作権保有者は、

  • 本1冊のスキャンごとに60ドルを得る
  • デジタル版では、広告や販売の収益の63%を得る

ということである。

この一連のエピソードに関して、GoogleがYouTubeと並んでネットによる著作権侵害を制限されたとか、著作権側がGoogleから分け前をぶんどったとか、ネガティブな面で見ないことが肝要だろうと思う。

瓢箪から駒で、自力ではインターネット時代のビジネスモデルを考案も実行もできない業界の、有用なコンテンツをGoogleはビジネス化できるし、新しい経済効果も期待され、そしてGoogleも脱広告オンリーの道が開けると、ポジティブに考えたいものである。

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