2009四大陸フィギュア選手権 浅田真央フリー1位総合3位 キム・ヨナ優勝
2009四大陸フィギュアスケート選手権大会のテレビ放送の詳細が、ようやくフジテレビから公開された。
※エントリー末尾に、女子フリーならびに総合順位を記載
2009四大陸フィギュアスケート選手権大会 浅田真央は優勝か?
2009四大陸フィギュアスケート選手権大会の日程は、現地時間の2月2日から2月8日に行われる。
場所は、カナダのバンクーバー。2010年の冬季オリンピックが開催される都市である。いわば五輪前哨戦と言えるだろう。
日本からの出場選手は、男子は、織田信成、小塚崇彦、南里康晴。
女子は、浅田真央、村主章枝、鈴木明子である。
外国勢では、もちろんキム・ヨナも出場する。まさしくプレ・オリンピックの様相である。
公式ページは下記。
- Four Continents 2009 | Figure Skating Championships | Vancouver Canada
なお、2009四大陸フィギュアスケート選手権大会のスケジュールの詳細は次のとおり。
競技 | 現地時間 | 日本時間 |
---|---|---|
女子ショート | 02-04 06:15 pm | 02-05 11:15~ |
男子ショート | 02-05 04:30 pm | 02-06 09:30~ |
女子フリー | 02-06 06:00 pm | 02-07 11:00~ |
女子表彰式 | 02-06 09:50 pm | 02-07 14:50~ |
男子フリー | 02-07 10:45 am | 02-08 03:45~ |
男子表彰式 | 02-07 02:45 pm | 02-08 07:45~ |
エキシビション | 02-08 12:00 pm | 02-09 05:00~ |
バンクーバーは、日本より17時間遅い。
2009四大陸フィギュアスケート選手権大会 フジテレビの放送
女子は、日本時間の2月7日14:50から表彰式ということであるから、それまでにはトータルの順位が判明することになる。
そういう意味で、結果を知ったうえでのテレビ視聴となる。
- 2月7日(土) 13:30~15:26
- 男子ショート、女子ショート
- 2月7日(土) 21:00~23:10
- 女子フリー
- 2月8日(日) 13:45~14:45
- 男子フリー
- 2月15日(日) 深夜1:00~2:00
- エキシビション
2009四大陸フィギュア選手権ショートプログラム 浅田真央まさかの6位
今年の四大陸フィギュアスケート選手権大会のショートプログラムは、キム・ヨナが世界新、もちろん自己ベストの72.24点でダントツのトップに立った。
浅田真央は、3つのジャンプのうち2つが失敗して、なんとなんと57.86点の6位となっている。
これだけ差がついてしまっては、フリーでキム・ヨナが大失敗を重ね、浅田真央がことごとく高得点をたたき出さなければ、挽回は不可能である。残念…
- キム・ヨナ(金妍児 韓国):72.24
- ジョアニー・ロシェット(カナダ):66.90
- シンシア・ファヌーフ(カナダ):60.98
- 村主章枝(日本):60.18
- キャロライン・ジャン(アメリカ):58.16
- 浅田真央(日本):57.86
- CZISNY Alissa (アメリカ):55.62
- FLATT Rachael (アメリカ):55.44
- 鈴木明子(日本):55.40
詳しいショートプログラムの採点は、ISU Four Continents Figure Skating Championships – Ladies へ。
採点表のTES(Technical Element Score)は、ジャンプの出来不出来にほぼ等しい。
キム・ヨナが42.20であるのに対して、浅田真央は29.10と極端に低い。
さらに、PCS(Program Component Score)のすべてにおいて、キム・ヨナが浅田真央を上回っている。
つまり、ジャンプもステップも、なにもかもダメダメってことである。
これは、歴史的な敗北と言えるかな。
となると、とにかくメダルだけは銀でも銅でも確保して、さらにこの屈辱をバネに次の世界選手権に頑張って欲しいものだ。
2009四大陸フィギュア選手権 浅田真央フリー1位で総合3位のメダル確保!
女子フリースケーティングは、浅田真央は1位で、総合3位のメダルを確保した。やれやれ。
ショートの高得点によってキム・ヨナが優勝。ジョアニー・ロシェットが2位となっている。
村主章枝は6位、鈴木明子は8位。
順位 | 名前 | 国 | ショート | フリー | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | キム・ヨナ | KOR | 72.24 | 116.83 | 189.07 |
2 | ジョアニー・ロシェット | CAN | 66.90 | 117.01 | 183.91 |
3 | 浅田真央 | JPN | 57.86 | 118.66 | 176.52 |
4 | キャロライン・ジャン | USA | 58.16 | 113.06 | 171.22 |
5 | シンシア・ファヌーフ | CAN | 60.98 | 108.43 | 169.41 |
6 | 村主章枝 | JPN | 60.18 | 107.56 | 167.74 |
7 | FLATT Rachael | USA | 55.44 | 107.39 | 162.83 |
8 | 鈴木明子 | JPN | 55.4 | 104.96 | 160.36 |
9 | CZISNY Alissa | USA | 55.62 | 104.19 | 159.81 |
10 | LACOSTE Amelie | CAN | 49.78 | 96.40 | 146.18 |
なお、ISUの公式ページでは、総合の成績が出されておらず、急いで表計算ソフトにコピペして合計を出しているので、ひょっとして間違いがあれば申し訳ない。
ちなみに、フリーの得点は、ISU Four Continents Figure Skating Championships – Ladies をどうぞ。
これで、今晩のテレビ放送も、見る価値があるというものである。
浅田真央フリー1位で総合3位 最初のトリプルアクセルを失敗…
投稿した後で、ISUの四大陸ではなく本家のサイト ISU Four Continents Figure Skating Championships – Ladies に総合順位が発表されているのを発見した。
間違いなく、浅田真央は3位である。
採点の詳細は、ISU Four Continents Figure Skating Championships から。
浅田真央のフリースケーティングの採点表をダウンロードしてみたが、はじめのトリプルアクセルを含むコンビネーションジャンプが失敗したようだ。
これが、1回転半のアクセルと判定され、かつ続くジャンプもない。
ということは、前々日のメタメタのショートプログラムに続いて、フリーでもしょっぱなにジャンプを失敗しているわけだ。
ところが、次のトリプルアクセルを成功させ、その後のすべてのジャンプとステップをほぼ完璧にこなしており、彼女の真骨頂が発揮されていることが分かる。
この精神力と、技術力は、凄い。凄すぎる。恐ろしいほどタフな演技をやったと言えるだろう。