広告の問題 ポータルよりコンテンツ、見る広告・見ない広告、一本足打法の危険性
今回はインターネットの広告関連について。たまっていたFirefoxのブックマークの整理のため。
ポータルよりコンテンツ、記事サイトより専門サイト
相変わらず衣袋宏美氏の下記サイトは、ポインタのみ。
何を引用していいか分からないので、URLのみの記載。
タイトルにあるとおり、オンライン広告を出稿するなら、ポータルサイトよりもコンテンツサイトの方が効果的ということである。
まあ、百貨店ではなく専門店に広告を出すべしということか。
次は、ユーザーの閲覧リポートで驚く結果が。
ユーザーが「見る広告」「見ない広告」–ユーザーの行動を決める要素とは?:マーケティング – CNET Japan
ユーザーが商品などの感想を書き込む口コミサイトでは、読者がほかの人の書いた口コミを読むのに集中するあまり、広告は見られない傾向にあるようです。
米オンライン出版協会(OPA:Online PublishersAssociation)の調査によると、インターネットユーザーが検索に割く時間は、利用時間全体の5%にも満たないそうです。ネット利用時間のほんのわずかな間の中で、ユーザーの興味を引かなくてはならないことを考えると、リスティング広告に視線を向けさせることは決して容易ではないことが分かります。
そして、先の衣袋氏が取り上げたアメリカの調査と同じような結果も。
しかし、それ以外のページにおいては、専門メディアでユーザーの関心にマッチする広告が出稿されていたらユーザーは広告を見る、という傾向が出ました。
以上は、広告主側が注目するべき記事である。
ついでに、主なビッグキーワードのクリック単価の相場 | Web担当者Forum も。
ワンパターン広告モデルは終焉
今度は、広告をビジネスモデルにしている側の収益構造の問題である。
最近のインターネットビジネスが低調だと。
この要因のひとつは、無料サービスを広告で支えるというモデルが揺さぶられているからだ。… サービスを無料にして、「いつかは収益に結びつくはず」とユーザー数やアクセス数を増やしてきたが、結局赤字のままになっている。
これに対して、
勝ち組と呼ばれるネット企業の収益構造を見てみると、広告モデル一本ではないところがある。
そして、
Web2.0の盛り上がりが冷めてみると、グーグルやアマゾン、オーバーチュアのようにウェブサービスのプラットフォームとして各サービスに埋め込まれてお金をやり取りする仕組みを担っているところ、ショッピングやオークションのようにリアルな物やサービスと結びついているところが生き残っており、広告という一本足打法では逃げ切れないことが明らかになっている。
ということは、インターネットビジネスモデルのうち、販売もしくは課金を持っているところは強いが、広告一本のところはやばいということらしい。
そして、広告というビジネスモデルの脆弱性は新メディアだけとは限らない。
ところで、ネット企業の多くが売るものがなく困っている状況で、売るものがあるにも関わらずそれを軽視している業界がある。いわずと知れた新聞や雑誌だ。単にコンテンツをネットに出すだけでは、行き詰っている広告モデルに突入するだけだ。