Microsoftのオンライン広告事業における2度の大失策

NIKKEI NET(日経ネット)の興味深い記事。

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MicrosoftがGoogleに勝ったかもしれないタラレバ話

やはり、MicrosoftがGoogle独走を許さない可能性はあったようだ。

2000年に、マイクロソフトには「キーワーズ」と呼ばれた、類似の初歩的なシステムがあった。だが、マイクロソフトの幹部らは、他の収入源を飲み込むと恐れたこともあり、2カ月後にキーワーズを打ち切った。

マイクロソフトは03年初めにも2度目のチャンスを得ていた。当時、幹部らは検索結果と広告とを組み合わせるモデルに先鞭(せんべん)をつけたオーバーチャー・サービシズという会社の買収を提案していた。しかしバルマーCEOと共同創業者のビル・ゲイツ氏は、これを退けた。

訳語がおかしいが、「オーバーチャー」とは「オーバーチュア」のことである。

もはや私が所感を述べる必要はないと思う。

マイクロソフトは、ウェブはニュース、エンターテインメント、トラベル情報を提供するサイトの購読料で大きな利益を上げることができると確信し、アメリカ・オンライン(AOL)の追い上げを狙っていた。広告収入は、主に大口の広告主がMSNで購入していた、価格設定の高いバナー広告で得られると考えられた。マイクロソフトとインターネット企業の大半は、検索エンジンを取るに足らない脇役とみていた。

Microsoftは、大企業でありキャッシュ・フローも潤沢、インターネットでうだつが上がらないでも潰れることはないのだろうが、今日の低迷する旧世紀型ビジネスの衰退の原因は、インターネットの驚異と可能性の評価を誤っているということに尽きそうである。

特に、メディア関連は総崩れとなる確率が高い。

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