「内向き」で何か問題でも? 内田樹の研究室ブログのフィードを削除

内田樹氏のブログにおかしいことが書かれている。

一度RSSリーダーから削除していたものの、ひょんなことから最近購読していたのだが、やはりダメだ。削除しよう。読む価値がない。

「内向き」では問題が大あり

念のため、経済の専門的立場からの意見として、池田信夫氏が批判していないか確認してみた。

  • 池田信夫 blog:「内田樹」を検索

やはり…

では、肝心の記事を俎上に載せる。

「内向き」で何か問題でも? (内田樹の研究室)

日本人が「内向き」なのは、要するに「内向きでも飯が食える」からである。

「外向き」じゃないと飯が食えないというのは国内市場が小さすぎるか、制度設計が「外向き」になっているか、どちらかである。

このエントリーの引き金となったのは、テレビで日本のガラパゴスケータイの批判として(多分)、フィンランドのノキアという世界一の携帯電話機会社が、最初から世界標準を目指していたと識者が言っていたことへの反発である。

反証として、ノキアの国フィンランドは人口520万人で、日本の兵庫県(560万)より小さいという例えを持ち出している。

ノキアが「世界標準をめざして製品開発した」のは誰でもわかるとおり「国内市場限定で製品開発したのでは、投下資本が回収できないから」である。
フィンランドの企業が「フィンランド国内市場限定」で商品開発している限り、フィンランド最大の企業でも「甲南みそ漬け」や「芦屋ラーメン」の企業規模を超えることはできぬであろう。

日本はまるで事情が違う。

「誰でもわかるとおり」とは思えないのだが…

フィンランドでも、世界標準を選ばなかった企業もあるはずだし、それを内田樹氏は全部調べたのだろうか。

さて、内田樹氏のブログのエントリーに対し、逆の反証をしてみよう。

まず、ノキアはフィンランドの市場を独占しても、企業経営としては十分ではないから、国外市場へ飛びだしたということになっている。

日本の人口を仮に1億2千万人とすると、その4.3%が520万人である。
ならば、日本でのある携帯端末会社がシェア4.3%以上を取れるとふめば、フィンランド市場での独占以上となるから、「内向き」志向でも神戸地場産業以上という評価を得ることはできる。
もし取れなかった場合は、ガラパゴスケータイは他国で売り物にならないので、投下資本はドブに捨てるようなものである。

つまり大雑把には、内田樹氏の論理に従ってみても、今の段階で携帯端末のシェアが4.3%以下のメーカーは、「内向き」では失敗だった、「甲南みそ漬け」や「芦屋ラーメン」ほどでもなかったということになる。

私の考えはおかしいだろうか?

要するに、「内向き」にこだわると問題だらけだということである。

とはいうもの、、内田樹氏でも日本語で発信して飯が食えるほどには、日本という市場は大きいことは実証されていることも間違いない。

「内向き」で何か問題でも? (内田樹の研究室) に関する他のブログ

以下は、アルファーブロガーの私的メモ。

まずは小飼弾氏。

404 Blog Not Found:「内向き」で問題ないのは売文家ぐらい

こうも無知でいられるのが、うらやましい。

続いて海部美知さん。

strikes back 5 大国の中のバランス – Tech Mom from Silicon Valley

さて、世界中大不況である。パラダイスどころではない。そして、外でびゅんびゅん冷たい嵐が吹きまくっている中で、内向きだから日本はまだなんとか大丈夫だった、という論調もある。内向きでなんで悪いか、と。

実際には、子供達がおうちの中でぬくぬくゲームなぞやっている間に、父ちゃんと母ちゃん(トヨタやホンダ・・・)は、寒風ふきすさぶ中をせっせと外に働きに出て稼いでいたのだ。ところが、その頼みの父ちゃんすら、体調を崩してきてしまった。という見方もできよう。

最後は池田信夫氏。

内向きになる日本 – 池田信夫 blog

問題は、「内向きでも飯が食える」のかということだ。内田氏の勤務している女子大の学生の授業料を払っているのは彼らの親だが、その所得は日本経済が衰退すれば減ってゆく。

そして「内向きでも飯が食えるだけの国内市場」は、どんどん中国や韓国などに侵食されている。

内田氏の勤務する大学がどうかは知らないが、一般論としていえば女子大の経営状況は最悪なので、彼が飯を食えなくなる確率は、彼が思っているほど小さくない。

なにはともあれ、内田樹氏の今回のエントリーは非常に大反響というところか。それはそれで凄いことだ。

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