浅田真央 NHK杯優勝 フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナル出場

浅田真央のショートプログラムの演技は、懸念されたジャンプのミスもなく、2位に3ポイント以上差をつけた「64.64」で、1位となった。

(NHK杯の最終得点は末尾に)

浅田真央はNHK杯ショートプログラムはトップ

浅田真央は、このグランプリシリーズ最終戦のNHK杯で優勝するか2位で、グランプリファイナル出場権を獲得する。

今日のショートプログラムの演技は、パーフェクトではなかったものの、失敗もほとんど見られず、無難にトップとなった。

例によって、ISUのサイト。

上記ページの、それぞれの「Starting Order / Detailed Classification 」をクリックすると、リアルタイムで成績が表示される。

フィギュアグランプリシリーズ NHK杯 ショートプログラム得点表

ちなみに、各スコアの内訳は次のとおり。

Legend 凡例
TSSTotal Segment Score合計得点
TESTechnical Element Score総要素点
PCSProgram Component Score総構成点
SSSkating Skillsスケート技術
TRTransitions要素のつなぎ
PEPerformance/Execution演技力
CHChoreography振付
INInterpretation曲の解釈

今シーズンは、採点システムの変更で評価が高くなったトリプルアクセルを2回、フリー演技に取り入れるということである。

また、前回のフランス杯でも披露された、コンビネーションジャンプの3つ目で、片手を上げて跳ぶなど、難度の高い演技にも挑戦している。

明日はぜひとも、136点ほど出して、200点越えを果たして欲しいものだ。

浅田真央 NHK杯優勝 フリーでトリプルアクセル2回挑戦

下図のように、とうとう浅田真央がNHK杯で優勝した。フリーの得点は、126.49とまずまずだった。

NHK杯 女子フィギュア フリーの得点

また、優勝した浅田真央に続き、鈴木明子が2位、中野友加里が3位と、表彰台は日本勢で独占という結果となった。

NHK杯女子フィギュアスケート最終結果

これで、グランプリシリーズの全日程を終え、グランプリファイナル出場者は、得点順に次の6名となった。

  1. 金妍児(キム・ヨナ, 韓国)
  2. ジョアニー・ロシェット(カナダ)
  3. 浅田真央
  4. カロリナ・コストナー(イタリア)
  5. 中野友加里
  6. 安藤美姫 

安藤美姫も滑り込みで出場権を得たようだ。

ところで、もう一度浅田真央のフリーの演技を振り返る。

2回目のトリプルアクセルがダブルトウループにダウングレード

浅田真央は、女子としては世界で初めてのトリプルアクセルを2回跳ぶという難度の高いプログラムに挑戦している。トリプルアクセルの1回さえ、公式戦で女子で成功させているのは、現役では彼女と中野友加里の2人だけである。

問題は赤枠のところ、今期からISUのジャッジシステムが変更になっているので、トリプルアクセルの加点がもの凄い。

浅田真央は、1回目のトリプルアクセルを成功させているので、基礎点が8.20プラスGOE(技のできばえ)が1.60の計9.80と、もの凄いスコアになっている。

これに対し、2回目のトリプルアクセルは回転不足と見なされ、ダブルトウループにダウングレードとなり基礎点が4.80にGOEが-0.8となって計4.00である。

その差5.80。

これを成功させておれば、キム・ヨナをしのげる可能性もあった。
というか、グランプリファイナルでは、ぜひとも2回とも成功させて、今度こそ200点越えの女王となって欲しいものである。

ともあれ、とても満足なNHK杯であった。

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