トップページダウンペナルティ(TDP)の早期発見・早期解消

相変わらず、トップページダウンペナルティでお悩みのサイトが多いようだ。

SEO塾にお申し込みの方も絶えないし、検索してやってくる方も非常に多い。

弊社管理サイトも何度もTDPの試練を受けては、その都度リカバリーというまるでモグラ叩きのごとくで、生産性も阻害されて仕方ない。

さて最近、SEO塾メインサイト(http://www.algorism.co.jp/)が何度もTDPに陥りそうになっているのだが、早期発見から早期解消の手当てによって実害がなくなっている。

そこで、その方法を解説してみよう。

トップページダウンペナルティ(TDP)の早期発見

まず、トップページの現在のタイトルをそのまま検索してみる。

例:SEO塾の講座とセミナー 株式会社アルゴリズムはSEOコンサルタント

もし、タイトルが短い、あるいは一般的な名詞が多く含まれている場合は、ダブルクオーテーションで囲ってみる方がいいだろう。

例:"SEO塾の講座とセミナー 株式会社アルゴリズムはSEOコンサルタント"

こちらの場合は、フレーズ検索となるので、完全一致したものを抽出してくれる。

TDPを含むペナルティの場合は、このタイトルを記述したリンク元の方が上に来るはずだ。
(一番目に来ないからといって、TDPではないペナルティもある)

次に、「depth」コマンドを使って、トップページが一番に出てくるか確かめる。

例:depth:0 site:www.algorism.co.jp

例えば、通常のサイト検索「site:www.algorism.co.jp」ではダラダラとサイト内のインデックスされた全ページが並んで見にくい。
かつ、一番目に出なくてもTDPではないことが多いので、早期発見のレーダーの役目を果たさないからだ。

通常は、この2つで十分である。
これで、トップページが1番目にないときは、要注意ということになる。

なお、アルファベットがキーワードになっている場合は、大文字小文字全角半角もまじえて検索するといいだろう。
大文字より小文字が遅れて、半角より全角が遅れて、TDPが発症するケースも多い。

こうして、こういった検索でTDPのカナリアになってもらう。

なお、カナリアは日本時間の午前1:30過ぎごろから鳴きはじめる。その時間に起きている人は、ぜひ毎日、カナリア検索をやってみて欲しい。

トップページダウンペナルティ(TDP)の早期解消

さて、カナリアが「TDPだよ、トップページダウンペナルティだよ」と鳴いたときは、次のようなやり方で早期解消に着手する。

オペレーションのベースは、「キーワード突出度」である。
キーワード出現率やキーワード近接度は、この際すっぱり頭から消しておくこと。

HTMLソースの上の方タグの前の方、ここにキーワードが書かれた場合にSEOスコアが高くなる。

よって、これを図解するとこうなる。

キーワード突出度でTDPを早期解消

緑がタグを表し、矢印の先の方、あるいはペナント状の左側(色が濃い部分)ほど、SEOスコアが高くなる。

また、赤がHTMLソースを表し、矢印の先の方、あるいは四角の左上(色が濃い部分)ほど、SEOスコアが高くなる。

つまり、タイトルの先頭や、本文の最初の方、この箇所がSEOスコアが高くなり、さらにペナルティも発動しやすくなるわけだ。

よって、早期発見できた場合の迅速なリカバリーとしては、キーワードを突出させなくすることである。

具体的には、タイトルでキーワードを少しうしろに下げたり、h1やh2などでキーワードの前に形容詞でも何でも置くことである。サイトロゴのキーワードも要注意である。

そして不思議なことに、この逆も効果があるのである。

つまり、もしタイトルでキーワードが先頭にない場合は一番前に持ってくる、見出しタグでも同様である。

あるいはさらに理不尽なのは、下記の様子見期間を過ぎてもTDPが解消されない場合は、もう一度同じようなことを繰り返してみるのである。

ちなみに、このTDP早期解消法は、経験則から早く手を打つほど効果がある。
つまり、あまり時間が経っていると、効き目がないこともあるということである。

様子見期間はほぼ2~3日、長くても10日ほどで、トップページダウンペナルティは解消する。

 

これでダメな場合は、まったく別のTDPリカバリー策もあるので、SEO塾の特訓コースなどをどうぞ。

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