ヤフーのリンク評価とサイトエクスプローラーとSite Explorer

日本ではYahoo!がポータルとして圧倒的なトラフィックを誇っているが、それにともない検索シェアも世界で例外的にYahoo!が高い。

よって、ビジネスでSEOに関わる場合は、どうしてもガラパゴスSEOに真剣に取り組むしかないのである。
つまり、Yahoo! JAPANがある意味で独自に運営しているウェブ検索を対象に、解析しなければならない。

さらに、Google脳のSEOでは限界がある。
YSTがGoogleとはかなり違う検索エンジンであると同時に、日Yahoo!独自の調味料で味付けがなされているからだ。
Googleで鍛えられたSEOのスキルは、かなりの確率で挫折するはずだ。

逆にYahoo!脳のSEOでは、カテゴリー登録への偏重がみられ、かつYSTのGoogleとも共通する検索エンジンの理解が足りないので、これまた"残念"という可能性が大である。
特に、内部要因と外部要因、SEO対象ページ(ランディングページ)のキーワード記述と、内部リンクや外部リンクを、統合的に分析検証評価する態度があまり見られないのも特徴である。

Yahoo!脳SEOによるYahoo!対策

例えば、Yahoo!カテゴリ登録の重み付けは、業者・プロ・エキスパートからドシロートにいたるまで、誰もが感じていることである。

だがしかし、何をすればヤフカテサイトに無印サイトが勝てるのか、その"差分"を明確にしている見解を見たことがない。

言っていることは、自分のサイトのメインキーワードの検索結果で、ヤフカテのフォルダーアイコンがズラーッと並べば、ヤフカテの評価が高いというレベルでしかない。

他方で、関連性あるリンクといっても、関連性の定義もしていない。

「18歳未満」のように、あいぽっどというキーワードを書いていないページが、どれだけあいぽっどのアンカーテキストによるバックリンクを受けたら、上位に表示されるようになるのか、検証した結果を聞いたこともない。

もちろん、これらは商売になるネタなので、一般公開せずに儲けることに使うだろう。また私でもそうしている。

SEOラボでは、海外SEO情報もまったくあてにならない状況で、日本のインターネット・ビジネスでは圧倒的で、かつ独自進化し続けているYahoo! JAPANのウェブ検索とそのSEOを、広く深く徹底的に分析し検証し、データを集積し客観化することも課題となる。

いわば、Yahoo!脳そのものを進化させようとするわけだ。

Yahoo!対策としてツールでリンク分析を行うと…

いつものように長い演説が過ぎたが、今回は、Yahoo!のSEOでもリンクの分析は不可欠なのであるが、その現状についてエントリーしたい。

今さらであるが、Firefoxのブックマークを点検していて、次の記事を再読した。やや長くなるが気にかかる箇所を引用する。

ヤフーのSite Explorerと検索を使いこなして被リンクに関するデータを活用するこれだけの方法 | Web担当者Forum

サイトエクスプローラー最大の欠点は、非常に重要なデータが悲しいくらい欠けていることだ。たとえば、次のようなデータは手に入らない。

  • 順位
    SEOをやっている人間は、検索結果では重要度の高いリンクの方が低いリンクより前に表示されるのが当然だと思っているのに、ヤフーの関係者が公式に述べ ているところによると、表示されるリンクは「順不同」だそうだ(確かに、検索結果は価値/人気/重要性などから見て、高いものから低いものへと並んでいな い)。
  • nofollow属性のリンクが含まれている
    これは本当に残念な不備だと言わざるをえないんだけど、通常のリンクに交じってnofollow属性のリンクもリストアップされているんだ。しかも、両者 が見分けられるようにはなっていないから、検索エンジンが実際にどのリンクをランキングの評価に使用しているのか、SEO担当者は自分で1ページずつ調べ なくちゃいけない。

実際は、この記事はほとんどすべてが重要なものであるが、とりわけ、上記の2つの引用箇所を問題にしてみる。

まず、押さえておくべきは翻訳記事なので、「サイトエクスプローラー」と書いてあっても、「Site Explorer」のこと、つまり米Yahoo!あるいはYSTだけに当てはまるかもしれないということである。

それを踏まえて、Yahoo!のツールのリンク元表示は、リンク評価の重要順ではないということに注目である。

次に、nofollowもリンク元として表示されるということ。

そうすると、Yahoo!のツールでのリンク元表示は、残念なくらいSEOとして役に立ちにくいということになるのである。

Yahoo!で、リンク元を調べる

日米のサイトエクスプローラーのほかに、linkコマンドでリンク元を表示させることができる。

  1. Yahoo!検索 – link:https://www.seoragnarok.com
  2. インデックス状況 – サイトエクスプローラー – Yahoo!検索
  3. Site Explorer – Search Results

上記(a)(b)(c)は、このSEO塾公式ブログ(https://www.seoragnarok.com/)のリンク元を調べたものである。

(a)では、似たページを除いていますとなっているが、「検索結果をすべて表示する」と、(b)と全く同じものが表示される。

そういう具合だから、Googleとは違って(b)や(c)は、ツールのアカウントオーナーのみに表示されるような秘匿性もない。誰も彼もが見ることができる、悲しいくらいオープンである。

まあ、やましいスパムっぽいリンクをしているなら大ごとだろうが、問題はそれではなく、(b)と(c)がかなり違っていることである。

仮に、リンク元表示が、SEOスコアとは無縁のただ並べているだけだよ、と言いたいことは分かるのだが、それでも米Yahoo!と日Yahoo!で相違していることは気持ちが悪い。

日米で並び順以外に深刻な違いはないようだが、おおむね、リンク元としてSEOスコア順ではなく、どちらかというとページそれ自体のSEOスコア順といった感じだろうか…
ヤフカテ登録サイト(そのトップページ)が上に来る確率が高い。

またおもしろいのは、公式ブログのリンク元で、管理サイトの「Google Dance(グーグル ダンス)」。
米Yahoo!ではwww無しになっていて、これがウェブマスターにとっては正式であるのだが、日Yahoo!ではwww在りとなっている。
これは、ヤフカテではwww在りで登録されているから、わざわざ書き換えているのだろう。ちなみに、私が何回お願いしてもwwwを取ってくれないし…

YST本家の、Googleとも共通する検索エンジンのアルゴリズム、YSTのアルゴリズム、そして日Yahoo!の独自性など、SEOラボの共同研究で掘り下げていきたい。

なお、SEO塾としてのYahoo!のリンク元については、リンク元としてのSEOスコアを付加する前の、リンク元のHTMLソースでのアンカータグ内URLを読んでいるのではという疑惑を持っている。

こういったことも、検証していきたい。

ちなみに、「SEO ブログ」で今のところGoogleでもYahoo!でも1位になっている、SEO塾の旧情報サイトのバックリンクを見ると、7700超となっている。
上記キーワードで1ページ目には表示されていない公式ブログのバックリンクは2800程度であるから、1位への道は非常に険しいものと推察される。

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