{修正}トップページダウンペナルティ(TDP)と「depth:0 site:ドメイン」

この公式ブログがTDPを脱出したと思いきや、今度は姉妹サイトの社長ブログの方がトップページダウンペナルティに。

「1円株式会社」検索でYahoo!の1ページ目に表示されていたのだが、例によって、別の2ページが表示されている。
極めつけは「1円株式会社の社長ブログ」というサイト名で検索しても、トップページが出てこない。

絵に描いたようなTDPのパターンである(笑

「depth:0 site:ドメイン」でトップページダウンペナルティを確認

TDPリカバリー策のめぼしいものをひとつずつ試すいい機会なので、前向きに取り組んでいくことにしよう。

ところで、このTDPに感染した社長ブログを、depthコマンドで調べてみる。

これは、おなじみのsiteコマンドとdepth(階層指定)コマンドを組み合わせたもので、要するに、www.algorism.jpのドメインルート第一階層だけを抜き出すものである。

これが、ドメイントップが一番上に来ていない。

ちなみに、サイトエクスプローラーの方も、今回の更新でトップページがダウンしている。

siteコマンドだけでは、トップページが一番に表示されることもあるので、depthコマンドは絞り込みになって便利だ。

なお、ここで重大な問題がある。

キーワード発のTDPもペナルティはURLにかかる?

かねてより、TDPの発動はキーワード系の過剰SEOないし過少SEO、つまりSEOアンバランスから起こっているといっても、ペナルティはURLにかけているのではないかということである。

例えば、昔のGoogleのSandboxの場合は、別のキーワードでは上位表示されることもあった。
これは、あきらかにキーワードをペナルティに組み込んだペナルティの様相を呈していたのである。

だがしかし、Yahoo!のTDPは、サイトのページ抽出さえトップページがダウンしているので、具体的には、トップページのSEOスコアを無理やり大きくマイナスしているか、ゼロにしているか、そのように感ずるのである。

  1. site:www.algorism.jp
  2. depth:0 site:www.algorism.jp

整理すると、別に(a)でも(b)でもサイト内ページのインデックス確認に過ぎないのだが、(a)の方はダラダラと全ページが表示される。

もし、TDPによってトップページがかなり沈んでいた場合は、目視が面倒臭いし、(a)ではトップページが一番に表示されるときもあったので、(b)の方でトップページとその同じ階層のディレクトリやページを抽出させると見やすくなる。

そんなことより、(a)でも(b)でもサイト内インデックスの抽出でしかないのだが、トップページが一番はじめに来ないというのは、キーワード検索の場合でないだけに不審である。

  • キーワード検索の1ページ目に表示されていたトップページが検索されなくなった
  • サイト名検索でもトップページが出てこない
  • サイト内インデックス検索でトップページが下の方に表示される

これがおかしいと思わないのであれば、SEOの考え方が根本から違うのであるから、残念ながらこのブログはお役には立てないだろう。

depthについて

ところで、私が「depth」を最初に見かけたのは、次の記事である。

検索エンジン考:YST depth:コマンドとTDP 2008/3/21

昨日ちょっと面白い記事を見つけたので、それを使って調べ物をしてみた。

記事というのは、Yahoo!検索でサイトのトップページのみを検索する方法というものだが、YSTではdepth:というコマンドが有効らしい。これは各ドメインを階層別に調べるために用いるコマンドだそうだ。使用法の詳細はこちらの記事を参照。

ということで、Yahoo!検索でサイトのトップページのみを検索する方法 – F.Ko-Jiの「一秒後は未来」が「depth」解説の定番となっていると思う。

とはいうものの、非常に特異なYST理解をなさっている「検索エンジン考」のエントリーは、ときどきギクッとさせられる。

このことから直感的にYSTは階層構造を評価の1指標としているということは判るのだが、それ以上に気になったのが、もしかしてこれを使って検索するとTDP症状との関係で何か面白い事が判るのではないかという点だ。

そこで私が現在知っているTDP症状を示している全てのサイトに関してdepth:コマンドを併用した検索をしてみた。
検索の仕方は「depth:-1 site:対象ドメイン」である。これで対象ドメインのルートディレクトリにあるページが見られるはずだ。

以前にも書いたと思うが、「検索エンジン考」の検索エンジン考:TDPに関する一考察 補足 2008/3/20は、そこら辺に転がっているTDPの解釈とは雲泥の差である。何回も読んでみるといいと思う。

ところで、TDPにはいろいろな種類がある。
そのうちのひとつは、「検索エンジン考」に書いてあるような、SEOバランスが偏向している場合に発症するものがある。

それからdepthコマンドも、日米で違うものを示すことがある。

  • depth:0 site:www.algorism.jp – Yahoo! Search Results

このことからも、TDPのあるものはYahoo! JAPAN独自のフィルターに由来し、かつSEOアンバランスなトップページのURLを対象としていると推察しているのである。

※なお、以前アマチュアの方のブログ記事に言及していたが、公式ブログで情報発信することは慎むべきだった。今回はその部分を削除するとともに、記事を修正している。

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