グーグルのページランク更新と8月中旬以降にアルゴリズム変更の可能性

Googleの見えるPageRank、ブラウザーのGoogleツールバーに表示されるPageRank(PR)が更新された。

実は今回は、Googleのアルゴリズムが変更された可能性がある。

一般サイトでPR3・4が増え、有名サイトでPR10・9が減っている

つい自サイトの、しかも新設サイトのPRがまずまずの結果だったので、小市民的に有頂天になってしまったようだ。

本来の、SEOとしての深い調査を怠ったことが悔やまれる。

今回のPageRank更新の特徴は、次のとおり。

  1. 一般のサイトで3や4など、やや大盤振る舞い
  2. 有力なサイトで10が9に、9が8に降格
  3. linkコマンドではバックリンク数が変化しているが、ウェブマスター ツールでは数日遅れた

(c)については、私の毎日のチェックによると、初めてのことである。
今までは、見えるPageRank更新時には、linkコマンドのバックリンク数も変化し、あわせてウェブマスター ツールの外部リンク数も変化していた。

特に重要な点は、linkコマンドとツールの外部リンクデータの乖離である。

Googleは、ますますもってSEOデータ収集を妨害しはじめたのかもしれない。

次に(a)と(b)については、徳政令でもなかろうに、大金持ちを減らして中金持ちを増やしたわけでもあるまい。

相変わらず見えないPageRankは、順位付けのそれなりの要因であるに違いない。この算出方法が変更されたと想定される以上、順位付けにおいても変更されたと見なすべきである。

ただし、見えるPageRankは、本物のPageRank、見えないPageRankの過去のスナップショットであるから、本当にPageRankを中心としたアルゴリズム変更の時期が、過去に遡ってあるはずだ。

私のデータでは、8月の中旬に劇的に多くのサイトで順位の変動が見られている。しかも、古くかつ更新停止していてSEOが進捗していないサイトで顕著である。

これらの状況証拠から、8月中半あたりでリンクの見直しを中心としたアルゴリズムの変更があったと推察される。

なお、どこかのブログに書いてあったが、プライバシーマーク制度のサイトが、何とPageRank 10に輝いている。

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