ソフトバンクがヤフー株式会社の筆頭株主でなくなるとき

iPhoneを買ったものの、筆者はインターネットはNTTの光プレミアム、携帯電話は家族ぐるみでDoCoMoのユーザーである。

別段こだわりがあるわけでもなく、住まいが田舎なもんで、選択肢が限られるだけだ。車で山の中に入るとソフトバンク携帯は使えないのである。

とはいうものの、ネットでも携帯でも、ソフトバンクがNTT・DoCoMoユーザーにもたらした恩恵は計り知れない。価格破壊が加速され、通信費が劇的に下がったことは嬉しくてたまらない。

だがしかし、Yahoo! JAPANの筆頭株主であるソフトバンクが、ボーダフォン買収費用の返却が滞ったときには、時価総額2兆4000億円の40%(9600億円)に手を出さないか、それをSEO初心者のEvoブログが取り上げている。

ボーダフォンの買収資金1兆4,500億円の証券化には「財務制限条項」という条件があった

この「財務制限条項」については、次を参照願いたい。

上記記事はところどころ、しかも肝心なところが分かりにくい。

要は、お金を借りて携帯事業に参入した、それは証券化したけれど新規契約目標をクリアしなければソフトバンクモバイルは経営の独立を失う可能性がある、2008年12月には100億から200億円の返済、2010年3月には1000億円、2011年3月では2000億円となっているそうだ。

「 最終的に 2016年3月、2018年3月に全額(1兆4,500億円)返済」がわけが分からない!

ともかく、2011年以降が苦しいかもということだろう。

これに想を得てpacificus(パシフィカス)氏がエントリーしている。

Yahoo!JAPANとソフトバンクの行方 » 【SEO初心者のEvoブログ】

ソフトバンクはYahoo!JAPANの全株式の40.1%の株式を保有しています。(米ヤフーYahoo! Inc.が33.4%保有)

仮に今後ソフトバンクが業績悪化により、Yahoo!JAPANの株式を手放すことになった場合、間違いなく米ヤフー(Yahoo! Inc.)が筆頭株主となります。

世界各国のYahooとは異なり、独自路線を展開しているYahoo!JAPANですが、ソフトバンクの力が弱まり米ヤフーの力が増大するにつれ、Yahoo!JAPANも大きく変わっていくのかもしれません。

日本の検索エンジンシェアにおいては、今なおトップを走り続けているヤフーですが、ソフトバンクの影響力が存分に発揮されている事実を忘れてはいけません。

ソフトバンクが筆頭株主でなくなる可能性はあるかもしれないが、情報通信分野でのアジアの盟主を切望しているソフトバンクグループとしては戦略的敗北を意味すると思う。

しかも、Yahoo! Inc.も体力がない。

さらには、万が一にも孫正義氏が経営から外れた場合のYahoo! JAPANもどうなることやら。

まぁ、野次馬根性にすぎないが、非常に今後が興味あることだ。

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